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会所 (中世)[かいしょ] 会所(かいしょ)とは、文字通り解釈すれば、なんらかの会、催し物、寄合・会合が行われるところであるが、日本の中世期に発展して、ある特定の区画、さらには独立した建物が「会所」と名づけられることもあった。特に、会所が最も発達した室町時代については、節を設けて詳しく解説する。また、江戸時代における会所については会所 (近世)を参照のこと。 == 概要 == 歴史的に見ると会所のあり方、語の用法は多様であり、一概にこういうものである、とはいいがたい。〔島尾(2006)p.124〕 その系譜、性格の形成も、さまざまなものがからみあってできている。中世においては,会所内では身分差を気にせず過ごすことができた。例えば、室町時代なら、皇族、将軍、公卿、殿上人、僧、同朋衆などが身分の違いを気にせず同じ空間内に集まることが出来た。例えば連歌を行う際にはこうした諸身分の人々が車座になり、身分の低いものでも気兼ねなく歌をよんだ。連歌会以外にも、様々な「内々の遊び」・会合が催された。 会所は主に、皇族、公家や武家屋敷内、有力寺院の境内にあった。室町時代には将軍の御所内にもあり、政治的・文化的に活用された。室町将軍の会所は、常時唐物によって荘厳された。天皇の行幸の際には、特別な飾り付けがされ、見るものを圧倒させるほどだったという。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「会所 (中世)」の詳細全文を読む
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